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プロジェクト概要|

本計画のランドスケープデザインは、敷地を含む尾根から斜面、低地へと連なる地形全体を、一体の環境基盤として捉えることから始まりました。篠原のまちにおける地形の読み解きを通じて、斜面に樹林が残されていることが明らかとなり、これを本地域において継承・再生すべき重要な環境要素として位置づけました。私たちは、このような地形や植生の連なりを活かすことが、これからの風景づくりにおいて不可欠であると捉え、本計画に取り組みました。

計画では、地形に寄り添う段状の構成を採用し、地域に開かれた活動を支える場の単位を調整しながら、空間全体を構成しています。あわせて敷地内にはレインガーデンを設け、雨水を一時的に受け止め浸透を促すことで、隣接する斜面樹林へとつながる水循環を形成しました。

さらに斜面樹林では間伐を行い、その間伐材をしがら土留めなどに活用することで、光と水が行き渡る環境を整えるとともに、地域内で資源が循環する仕組みをランドスケープとして実装しています。こうした一連の取り組みにより、地形・水・植生が相互に関係しながら持続する風景のあり方を目指しました。

 

プロジェクト名|森庭山荘

 

内容|ランドスケープリサーチ、基本設計、実施設計、設計監理

 

期間|2023年9月~2025年10月

 

所在地|神奈川県横浜市港北区篠原町2793-1

 

用途|集合住宅外構

 

施主|株式会社ワカバヤシ

 

協働|

建築設計:ウミネコアーキ

施工:奈良造園土木

 

写真|Eichi Tano

 

メディア|

森庭山荘HP: https://moriniwa.jp/

『新建築』 2026年2月号

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